今年の夏も暑そうなので、植物がどんどん水を吸い上げてしまい、夏は水の追加の回数が増えそう。
でもグータラなのでなるべく作業回数を減らしたい。
夏休みの旅行対策も必要だ。
そんな人のために『貯水タンク』も売っているが、物によっては数万もするので、結構高い。
そこで、もう捨てようと思っていたプラスチックのキッチン用ゴミ箱を改造して、貯水タンクに生まれ変わらせ、ホームハイポニカ303号と合体させちゃおう!ということになりました。
今回、命を吹きこまれめでたく貯水タンクに生まれ変わるゴミ箱は、こちら。
フタが2つ付いているのは、燃えるゴミと燃えないゴミを仕分けできるようになっているからです。
まず、底のほうに、取水口となるバルブを取り付けるための穴を開けます。これはいつものドリルで。薄いプラスチックなので穴開け簡単。
とりあえず四方向に開けたら、時計の文字盤のように残りの場所に穴を開け、大きく穴を開けます。あとは細かいところをカッターで削り落とします。
きれいに穴が開きました。そこにこのバルブを差し込みます。
今回はボールバルブ オレンジボール S2-15A (1/2)というものを使うことにしました。
※実は、今回一番のポイントはこれ。うまく期待に沿う取水口づくり、バルブ選びに手間取りました。ちゃんと調べておけばよかったんですが・・・失敗談は後半で。
次に、今回の貯水タンクと、ホームハイポニカの備品である補水器とをつなげるホースを用意します。
ホースは、ホームセンターで、透明でないものを買ってきました。透明だと日光が差すので、ホースの中に藻が生えてきます。
薄いグリーンの取り付け口は、購入した補水器に付属していたもの。ブルーのほうは今回購入しました。
今後どうレイアウトが変わるか分からないので、ちょっと長めにしてあります。
ホースの片方をゴミ箱、いやいや、貯水タンクのバルブのほうにセットします。
タンクの内側では、バルブを固定するために、プラスチックの留め具?(名前忘れました)を取り付けてあります。
ホースのもう片方を補水器にセットし、セッティング完了!です。
タンクの取水口が、補水器の上の口より高い位置になければなりませんので、タンクは少し底上げしています。
貯水タンク→補水器→ホームハイポニカ本体、という流れで水が補給されるようになりました。
それでは動作確認。
補水器を一旦カラにします。そうするとホームハイポニカ本体のほうから水が流れこんで来ますが、上のボールタップが付いている口からも、チロチロと水が出ているのが分かります。
「こんな少ししか出ないの?」と思いましたが、そもそも水が一気になくなることはなく、植物の吸い上げや気温上昇による蒸発で少しずつ減っていく分を補給するので、これでいいんでしょうね。
改めて全景です。
あとは、この梅雨の時期に雨がいっぱい降ってタンクに貯まれば、またまたしばらく水遣りの手間が減ります。
今回の作業でかかった費用(税別)ですが、
タンク(およそ40cm×20cm×40cm≒32L)・・・無料(もう捨てようと思っていた)
ホース・・・119円
ホース取り付け具一式・・・689円
バルブ・・・1,610円
というくらいで済みました。タンク容量は小さいですが、本格的な夏にどれだけ水が必要なのかまだわからないので、今年はまぁこれでよしとしましょう。
ちなみに実際は、あのバルブに到達するまでに、失敗しています。
普通に蛇口を取り付けようと思って下記のような蛇口を購入し、取り付け、ホース設置まで行ったのですが、蛇口をひねっても全然水が出てこず、困りました。そこでいろいろ調べたところ、この手の蛇口は水漏れを防ぐために中に『節水コマ』というものが入っているらしく、一定の水圧がないと、水があまり出てこないようになっているそうなんです。貯水タンクは家庭の水道ほど水圧がないので(今回のような小さいタンクではもっとないので)、水が出にくいそうなんです。なので、タンクの場合は単純な構造のバルブのほうが良い、ということらしいです。
貯水タンクを自作される場合は、間違って良い蛇口を買わないよう、お気をつけ下さい(笑)。