最近発行されたある雑誌で、こういう特集があった。
「年々、友だちが減っていく」人々の特徴
http://nikkan-spa.jp/275361
この記事では、アンケート対象になっている「最近友だちが少なくなった」と実感する30~42歳のサラリーマン200人のうち、ほとんどの人が休日にネットや睡眠やTV鑑賞で過ごし、71%が「今からでも友だちが欲しい」と答えているようだ。
雑誌自体は買って読んでいないので詳細は分からないが、ネットやTVを見ているだけではなかなか友だちは増えないだろう。
大学時代は多くの友だちに囲まれていたが、それぞれ社会人になるにつれ付き合いも細っていく。会社や仕事仲間は増えていくが、みなが友だちと言えるほど利害関係なく腹を割って付き合えるわけではない。そのうち結婚すればますます友だち付き合いは減るし、子どもができれば公園デビューや幼稚園デビューをして子どもつながりで友だちを増やしていく妻をうらやましいと思う・・・。普通のお父さん達は、何もしないとどんどん友だちの輪が狭まってきてしまうのだ。
でも、そんなお父さん達にも、利害関係のない、フラットな、幅広い友だちを作れる方法がある。
それが「おやじの会」への参加だ。
おやじの会は、通常、幼稚園や小学校に子どもを通わせているお父さん達が自主的に集まって子ども達や学校・地域のために動こうというボランティア団体のようなもの。学校によっては、PTAの一部組織だったり独立して設立されていたりする。学校行事・地域行事の手伝いをしたり、自主的なイベントを作って子ども達と遊んだり学んだり、地域パトロールなどをするのが一般的だ。
ただ「同じ地域に住み、子ども達のために動く」というためだけに集まっているので、めんどくさい利害関係は一切ない。思いが同じなので、誰とでも不思議とすぐに打ち解けることができる。そしてもちろん、楽しくお酒が飲める。しかも、子どもが卒業してもおやじは卒業しないので、縁が長続きする。どんどん増えていく。死ぬまで付き合える。
実際、僕も7年前に長女が小学校に上がった時にちょうど設立されたおやじの会に入会したが、それ以来会の活動を通じて、多くの地域のお父さん達と友だちになれた。しかも、自分とは年齢層も違うし全く異なる経験や知見を持っていて、すごく刺激を受けている。
最近友だちが少なくなった、というお父さん達には、ぜひおやじの会への参加をオススメする。残念ながらすべての学校におやじの会が存在するわけではないが、それならばPTAに相談して自分で立ちあげてみてもいいだろう。子どもがいるときこそが、地域の輪に入り、新たな友だちを増やしていく、絶好のチャンスなのだ。
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