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コンサルタントのPTA改革(35):区P会長、高校教師にPTAを教える

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今年の夏は、とにかく猛暑。日本国民全員に暑さという試練がありました。
私にとっても、8月は新しいチャレンジがありました。
普段やっているPTAのプレゼンを、保護者の皆さんではなく、なんと高校の先生方にお話する!というものです。
 
神奈川県各地で、教育事務所からのご依頼でやってきたPTA研修の評判を聞きつけられ、神奈川県教育委員会からじきじきに、高校の先生方にPTA研修を実施してほしい、というご要望をいただきました。
 
対象は、神奈川県立高等学校の、PTA担当教員。
 

「PTA担当教員」?


 
高校では、PTA業務を担当する教職員の方がおられるのですね。学校によって違いますが、PTA活動についての会議参加、学校や生徒会との調整、書類管理、印刷、などなどをご担当いただいてるようです。
 
普段、PTAといえば小中学校PTAのことですが、今回は高校PTAということで、社会的背景や個人情報保護対応などは同じであるものの、小中学校PTAの事情・事例ネタだけではNGです。なので、高校PTA活動をやっている友人たちからいろいろとヒアリングしたり、情報収集をして、高校PTA用の新しいネタをプレゼンに織り込みました。
 
いろいろ調べてみてわかった、小中学校PTAと高校PTAの違い、みたいなのを新しくチャートに起こしました。
一番の発見は、「小中学校PTAから日Pにつながる構造」と同じようなものが、高校PTAにも存在している!ということです。
(単位PTAこそ大事と思っているので、全国組織は一番下に置いています。ご理解ください。)
 
PTAChart_0601
 

正直、頭がクラクラしました。


日Pだけでも、それ必要?と思っているのに、同じようなものがもう一つあったなんて。(うちは私立高校に進学したので、わからなかった。)
ここにもきっといろんな課題が眠っているはずですね。
 
また、小中学校と高校の違いからくる、PTA運営の違い、というものも、まとめてみました。
高校でPTAをやっている友人は、みんなラクで楽しそうなんですよね。やりたい人がやっている、地域のしがらみが少ない、といった背景があるんだろうと思います。
 
PTAChart_0602
 
一方、プレゼンでは触れませんでしたが、現実にPTA会計がらみの問題が起きやすいのは小中学校より高校です。過去3年でニュースになっている(ネット検索で出てくる)PTA会計流用問題8件のうち、4件が高校で発生(当方調査)。全国の小中学校の数は約2万9,000校、比して高校の数は約3,500校。発生比率を計算したら・・・どうでしょうか? これは、PTA業務(会計処理を含む)が高校の先生に一部委任されていることから来ているのかな・・・と想像します。
 
そういった新規ネタ+これまでのPTAを取り巻く背景や、各種改革の取り組み事例、高校PTAが今後どうなるか、そして担当教員の皆さんへの期待を、「保護者目線」でお話させていただきました。
 
講演のタイトルは、ずばり

『変わりゆくPTA』。


 
聴講者の担当教員のみなさんは、おそらく過去に「先生目線」「全国P目線」の内容での研修を受けてこられていると思いますが、今回は完全に「保護者目線」で、もう専業主婦を期待できる時代じゃない、個人情報保護を学校も意識すべき、PTAは任意加入が前提、工夫しているPTAがたくさんある、今の時代はもっとITを活用して仕事を効率的にやってほしい、それが皆さんの働き方改革につながるよ・・・と、ちょっと先生方を刺激するような話を70分一気にしゃべくりました。
 
後日、事務局の方から、アンケートの抜粋をいただきましたので、抜粋して転載させていただきます。参加された皆様、ありがとうございました。

  • 義務感ではなく、無理なくボランティアに参加という感覚で、ご協力いただける家庭が増えるといいと思いました。自分自身そういった発想がなかったので、よい意識改革になりました。

  • 会員が半分になっても、学校全生徒のために活動をしていく考えに同意します。

  • PTA活動のやりやすさを考えてくださったのが参考になった。活動のあり方は、時代に合わせて変わっていく必要があると思う。

  • PTA活動のあり方、意義について、保護者の立場からの話が聞けたのが良かったです。特に、ITをフル活用してコミュニケーションをとるという話は、社会的背景を考えると合理的だと思いました。

  • 教員とは異なる視点で実に有意義なものでした。コサージュ問題については、明快な回答が得られて良いと思いました。

  • とても参考になりました。ただ、IT活用については、教員には制限があって難しいのが現状です。
  • スマホも持ってない、自宅にPCもない家庭もある中、今後のPTAの連絡はどのようにすべきでしょうか。今日の講話では持っている前提にあったように思います。
  • 小中と高校のPTAの活動の違いはあるものの、捉えている問題は同じだと感じました。

 
最後の質問コーナーで、卒業式のコサージュ問題(PTA非会員の生徒に、お祝いを渡すべきかどうか)に悩む先生から質問。高校でも、この問題あるとは思いませんでした・・・
根が深いです。

学校で、生徒は関係なく親がどの団体に属しているかで、公教育の場でわざわざ生徒を区別・差別しちゃいかんでしょう。そんな活動をするPTAも、そんな区別・差別をする団体を自由に学校内で活動させている校長も、アウトです!!!

 
でもどうしてこういう学校が全国で後を絶たないのか・・・保護者のPTA改革啓蒙も大事なんですが、

学校の校長先生に対してPTAを再教育することが、全国のPTAを健全化・活性化する近道

ではないか・・・と本気で思うようになってきました。
 
 
とにかく、今年はあと3回(神奈川県海老名市、山梨県南アルプス市、大阪府東大阪市)、PTA講演がある予定なので、まだまだがんばります!!
 
 
 
 

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