壮大なメンツを体現した、巨大な街。北京(Beijing)

(何度かの中国出張・滞在で得た多少の個人的な経験談を共有。皆さんの今後の中国旅行の際のご参考までに。当サイトの主目的とは関係ありません。経験談の目次はこちら。)

(この文章はもともと2008年初頃に書いていますので、ところどころ歴史を感じさせる表現が出てきます。ご了承ください。)

まずは首都・北京に行くしかないということである週の金曜の夜に青島発・北京行きの飛行機に乗りました。中国に実際に行くまで知らなかったのですが、中国は航空網が非常に発達しています。どこの都市も空港が整備され、各都市へのフライトの便数も多く、飛行機での移動はとても便利です。また、空港から市内までもタクシーで1時間位で行けます。確かに広大な土地に鉄道網を引くよりは安上がりなのかもしれません。ちなみに北京に行ったのは2007年11月ですが、翌年2月末に世界一広い北京空港第三ターミナルが完成しました。あまりにも広いので、通常フライト前のチェックインは世界中どこでも30分前ですが、ここだけは15分余分に、45分前と指定されているほどです。
 
天候に恵まれた土曜に向かったのは、何といっても万里の長城です。タクシーを半日チャーターしました。1時間以上かかって到着した八達嶺(バーダーリン)という有名な拠点から、長城の登頂を開始しました。長城は山の尾根づたいに作られており、天気がよかったこともあり眺めは非常によかったです。長城は観光客であふれかえっており、しかも中国人がほとんどで85%くらい。西洋人が15%くらい、日本人にはほとんど会いませんでした。これは意外でした。長城そのものは延々と続くのですが、最終的に「長城」の「頂上」(らしきところ)に着くまでだいたい1時間位登りました。「長城」の「頂上」は、まさに渋谷のセンター街のように大混雑していました。

 
日曜に次に行くべきは、天安門・紫禁城です。写真やテレビでしか見たことのないあの赤い門と毛沢東の大きな絵、その前に広がるこれまた広い天安門広場を生で見て、その大きさに感動していました。そして、天安門の中に入ると・・・また広い広場があり、その先に同じような門がそびえていました。そしてその門の中に入ると・・・また広い広場があり、その先に同じような門がそびえていました。いつまで続くのか?どこまで広いのか?きりがないのでその先は行きませんでしたが、その先は故宮博物院になっていて歴史ある物品が鑑賞できるようです。
 
そのあと繁華街で食事をしようと地図を見ると、天安門から2ブロック先にあるということで意外と近いな、と歩くことにしました。しかし中国を甘く見ていました。日本の1ブロックと中国の1ブロックは10倍くらいの差があります。いつまでたっても繁華街に着かず、結局30分以上歩いてようやくたどり着くことができました。おそるべし中国、です。なお、天安門の前の道路は目抜き道路ですが、片側車線だけで7車線ありました。日本でも片側7車線、両側14車線ある道路は見たことがありません。
 
日曜の夜は北京在住の中国人の同僚と合流し、北京で最も有名と言われる北京ダックの店に行き、本場北京ダックやハトの丸焼きを堪能したのち、青島へ戻りました。
 
ところで、とてつもなく広い北京の天安門・紫禁城つまり中国の皇帝の住処と、日本の天皇が住んでいる皇居とは、どちらがどのくらい広いと思いますか? Google Earthで見比べてみてください。意外な発見があります。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください