プロボノ実践講座に行ってきました

「神奈川県×プロボノ」 といううたい文句で開催されたプロボノ実践講座というものに行ってきました。ちょうど名古屋出張の帰りで、うまく時間がとれました。

主催者はかながわ県民活動サポートセンターとNPO法人のサービスグラント。かながわサポセンでも支援しているNPO法人に対して、サービスグラントが市 民のプロボノ活動の支援を行い、NPO法人の事業を紹介するパンフレットや説明資料という具体的なアウトプットを作成し事業のお手伝いをするというもの。 今日はプロボノとは何か、サービスグラントの過去の支援例、そして今回のかながわサポセンと組んだ上記活動の紹介、という内容でした。

そもそもプロボノ(Pro Bono)とはラテン語で、「善のために(for good)」という意味。ボランティアの一種ですが、参加者が単に労働力等を提供するのではなく、その人の持つ職業的なスキル(プロジェクトマネジメントとか、マーケティングとか、コピーライティングとか、Webサイト構築とか)をそのまま使う活動のことを指してます。

講師の方も言われてましたが、「誰でもできる」と門戸を広げるボランティアは、かえって「だったら自分がやらなくても誰かがやってくれる」と思われて参加 が進まないのでは、と。それより「○○のスキルを持ってる人」と求めることで、「自分ならできる」と参加してくれるという呼びかけ方もあるんじゃないか と。確かにそういう面はあるだろうなと思いました。貢献できている自分の姿をイメージしやすいかもしれません。

9月から2月まで、月イチくらいで水曜の夜にかながわサポセンに集まり実際にNPO法人を支援する(プロボノ活動を行う)、というプログラムになってお り、集まってくれた約30名の方から選ばれた人たちがチームを組んで活動するそうです。自分は平日夜に横浜にいるのが難しいので参加可能性は△ですが、も し選ばれたら何とか調整してやってみよう、と思っています。結果は後日またブログで。

今回、プログラムの中身もそうですが、自分としてはNPO法人がどんな活動をしどう収益基盤を作っているかを知りたくて参加した面もありました。前にも書 いたようにNPO法人は立ち上げた一人の強い思い、自己犠牲で成り立っているところが多く、なかなか安定した収益基盤を作れていないのです。今回のサービ スグラントはこういった支援活動に対して某財団から助成金を期限付きでもらっているようですが、母体は3人のみ。支援対象先のNPO法人の一つはやはり厳 しい経営状況にあるようです。今回のプログラムもそういう状態の改善を目に見える形で、ということでパンフレットや説明資料をアウトプットすることになっ ており、それは短期的成果を得る一つの解だろうなと思いました。でもみんないい活動をやっているのにお金が回りにくい状況、なんとか変えることはできない だろうか、とまた思ってしまいました。

あと、今日来ていた参加者もいろいろな方がいて、プロボノやNPOに興味を持つようになった背景や現在の活動が人それぞれで、いろんな話を聞けて、面白 かったです。結構同年代っぽい人が半数いて、それぞれ今後の人生を考えていて、その選択肢の一つとしてNPOを考えていて・・・。悩みつつもアクションし ている同年代に刺激をもらいました。


   

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